株式会社管理工学研究所(代表取締役社長:金谷 直己、本社:東京都千代田区)は、医療型障害児入所施設(重心)向け電子カルテシステム『Raporte Lian (ラポルテ リアン)』を新たに発売し、全国に広く展開していくことを発表します。
2022年8月4日に発売する『Raporte Lian (ラポルテ リアン)』は、規模の大小に関わらずすべての医療型障害児入所施設(重心)に最適なITサービスをお届けするために開発された製品です。『Raporte Lian (ラポルテ リアン)』は以下2つの製品ラインアップで提供します。
● 施設が目指すIT化を実現する「Lian(リアン)プレミアム」
施設様の業務スタイルやノウハウに合わせられる製品です
● 1病棟専用ですぐにベストなものが使える「Lian(リアン)One」
医療と療育に必要な機能をすぐに、低価格で利用できる製品です
また、医療型障害児入所施設(重心)向け電子カルテシステムの全国展開におけるビジネスパートナーとして、関西電力株式会社のグループ会社である株式会社オプテージ(代表取締役社長:名部 正彦、本社:大阪府大阪市)と協業することを発表します。
オプテージ社は、堅牢・安心なネットワークインフラ・データセンターの提供だけではなく、病院システムのエキスパートによる導入・管理・保守等、利用者様を第1に考える手厚いサポート、施設様の見えない課題を解決する一歩先行くソリューションを提供している、医療分野において定評のあるソリューション企業です。株式会社管理工学研究所は自社の技術的蓄積とオプテージ社のソリューション力のシナジーを目的として、医療型障害児入所施設(重心)向けにパートナーシップを結び、オプテージ社と共同で全国に展開する予定です。
●新製品の背景
医療技術の進歩に伴い医療的ケア児(重症心身障害児を含む)が年々増加傾向にある中、医療的ケア児の心身の状況等に応じた適切な支援を受けられるようにすることが重要な課題となっています。
政府は、医療的ケア児政策を打ち出し、医療的ケア児及びその家族に対する支援に関する法律を策定、また全国に医療的ケア児支援センターの設置が進められています。医療型障害児入所施設(重心)は、その支援センターの実働(役割)を担う位置付けとなっています。医療的ケア児支援センター業務では、綿密に障害児のコーディネートが行われるなど、多岐にわたる情報の扱いも増え、その情報の管理等が大変になってくるため、それらの業務の中心である医療型障害児入所施設(重心)では、日々の記録や管理業務などの効率化、様々な情報の即時共有の必要性が高まっています。
また令和4年度の診療報酬改定で、医療型障害児入所施設(重心)においても「データ提出加算・診療録管理体制加算」の要件が必須になり、病歴管理や退院時サマリの管理など、効率的に各種情報を整理するためにも電子カルテの導入が必要になってきます。
●電子カルテシステム『Raporte Lian (ラポルテ リアン)』 について
株式会社管理工学研究所は2005年の精神科病院様向けの電子カルテの発売以来、精神科病院様および医療型障害児入所施設(重心)様向けに製品の提供を行っています。
『Raporte Lian (ラポルテ リアン)』は、今後ますます増大する施設の業務の負荷を軽減し、施設内の情報化と即時共有を推進するプラットフォームとして、長年のノウハウをベースに医療型障害児入所施設(重心)様に特化した製品として開発されました。医療型障害児入所施設(重心)様の業務に必要な機能を網羅し、データ提出加算・診療録管理体制加算に関わる病歴管理や退院時サマリの機能など、制度変更に対応する機能にももれなく対応しています。