本物のコマ盤の使い勝手をソフトウェア上に再現したユーザーインタフェース(UI)です。
作成された時間割の確認、微調整の作業などはすべてこのコマ盤UIの上で行います。
コマ盤UI(クラス視点)
時間割をクラス別、先生別、教室別の視点で表示・調整・出力できます。さまざまな視点からみて納得のいく時間割を作ることができるユーザーインタフェースです。
例えば先生別の時間割をまとめて確認したいときにも、YELL(エール)なら操作一つで見やすい形に切り替わります。
コマ盤UI(先生視点)
しかも選択中のコマに関係する、クラス、先生、教室の情報を同時に表示できるので、調整をするときのわかりやすさが全く違います。
連続授業や合同授業などの複雑な授業も、コマ盤UIでは通常の授業と同じく一つのコマとして扱えます。
コマの形やアイコンの違いで視認性が高まるだけではなく、移動も普通の授業と同じくつまんで動かすだけです。
時間割作成のときに、もう特別授業を特別扱いする必要はありません。
コマ盤UIでの特別授業
YELLが先生にアドバイス。先生はYELLが出す設問に順次回答するだけで、迷わず授業コマを作成することができるようになっています。
時間割作成ソフトとは、『設定された条件を満たす組合せを、コンピューターならではの正確さでひたすら探し続ける』ソフトウェアです。だから、どんな条件が設定できるかが、作成された時間割のよしあしに深く関わってきます。
YELL(エール)が扱える条件の種類と数は、他の時間割作成ソフトを大きく引き離しています。いままでのソフトでは扱えなかった難しい時間割も、YELL(エール)の多彩な条件指定が完成に導きます。
先生ごとに制約条件と、勤務できない曜日時限(日時制約条件)を設定できます。
これらの条件を組み合わせることで公平な時間割を作成することができます。
制約条件の設定画面
日時制約条件の設定画面
合同、選択、合同選択、連続などの特別授業も、時間割作成の条件として扱えます。
同一時間割に実施する授業を任意の組合せで設定できるので、複雑なカリキュラムも柔軟に扱えます。
授業グループの作成
その他にも以下のような条件設定が可能です。
設定した条件に対して違反(エラー・警告)がなるべく少なくなるように、YELL の時間割エンジンが最適化を行い、コマ盤UI上にコマを自動配置します。
また、特定のコマのエラー・警告を解消するためのコマ移動・入替の案も自動で検索し、見つかった案の中から1つの案を適用できます。
設定した条件をどのくらい満たしているか、満たしていないとしたらどのコマなのか、コマ盤UIでは一目でわかるようになっています。
条件を変えると時間割がどう変わるか、試しながら作成ができるような工夫が入っています。
時間割は作成して終わりではありません。
教務・校務の年間スケジュールとのすりあわせや、突発的な都合にあわせた時間割の変更など、一年を通じて先生の作業がたえません。
そこでYELLでは時間割関連の業務の支援をするための管理・運用機能を充実させています。
休日を設定したカレンダーと、学校行事の予定を別途YELLに登録しておくと、基本となる時間割と組合せて休日・行事を反映した週単位の時間割(週間時間割※)を作成することができます。
年間スケジュールで予定できない突発的・一時的な理由による授業変更を、週間時間割に反映する機能です。 授業の変更案を自動的に検索する「週間時間割自動変更画面」と、手動で時間割を変更する「週間時間割手動変更画面」の2種類の方法を用意しています。
時間割を作成するにはクラスや教員、教室、教科科目のなどの事前設定が必要です。ここを手分けして入力したい、そのようなご要望にお応えするために同時に複数の先生にお使いいただけるマルチユーザー機能を備えています。
データはすべて同一のデータベースに格納されるので、先生が同時に作業をされてもデータの食い違いなどは発生しません。
もちろんマルチユーザー機能ではデータ入力だけでなく『YELL(エール) for School』の全機能がご利用いただけます。
学年ごとに分かれて時間割の作成・確認をする、先生ご自身が出張に合わせて時間割の一時変更を行う等々、時間割に関する業務を手分けして行うことが可能になります。